Nobezawa Takuro

延澤 拓郎(のべざわ たくろう)
1989年生まれ。

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iPhoneアプリを企画時に検討すること

自分は普段iPhoneアプリを作成している開発者です。そんな自分がiPhoneアプリの作成に相談された時に確認内容になります。 これからiPhoneアプリを作成してビジネスを大きくしたい、既存のサービスをiPhoneアプリでも展開したい方におすすめな内容です。

なぜiPhoneアプリを作りたいのかまとめる

タイトル通りなぜiPhoneアプリを作成しないといけなのか答えられるようにしましょう。理由としてWebアプリよりもiPhoneアプリを作成の方がコストが高いからです。

コストが高い理由として以下が理由です

  • Web開発者よりもモバイルアプリ開発者の方が人件費が高い
  • 不具合が見つかってもすぐにリリースすることは難しいので、テストを十分にやる必要がある
  • iPhoneアプリ単独で機能を提供することは難しく、サーバー側との連携が必要になる

他にも理由があるのですが上記が主な理由です。
そのためより多くのユーザーに届けることができるという理由だけではなく、モバイルでしか提供できない価値というのをしっかり定義しておきましょう。

iPadに対応する必要があるのか

iPhoneアプリを作ったのならiPadも対応してくれるだろうと思う方もいますが、基本的にiPad対応は別料金です。

iPhoneとiPadはサイズが大きく違い、使用シーンも異なります。使用シーンではiPhoneは外、iPadは屋内で使われることが多いです。そのため使用する目的が異なるのでiPhoneとiPadでは提供する機能とデザインが異なります。 結果的にiPhoneとiPadで同じプログラムを提供することは難しく、別々の機能やデザインを提供する方がユーザーの満足度は高くなります。もちろん、同じ機能やデザインを提供することでプログラムの使いまわしは可能ですが、検証端末が増えるため割高になります。

そのためiPadの対応が必須ではないなら、思い切って外しましょう。

どこまでのiOSのバージョンに対応するのか

多くのユーザーに提供したいのであれば幅広いバージョンに対応したいと思う人は多いでしょう。ただし、古いバージョンに対応すればするほど正しく動くかの検証が必要になるので手間が増えます。また、古いバージョンを使えば使うほど最新の機能を使うことが難しくなるので、 iOSの最新バージョンで搭載された機能を使うのが難しくなったり、開発もあまり効率的ではありません。

一般的には最新バージョンの下2つに対応していれば、だいたいの端末に提供できます。例えば、現在の最新バージョンはiOS13なのでiOS11までを対応すれば大丈夫です。